運動会の朝、「お弁当づくりが大変…」「もっと楽にできる方法はないかな?」と思ったことはありませんか?
運動会のお弁当は、家族みんなが楽しみにしている特別な食事です。でも、朝早くから準備するのは本当に大変ですよね。実は、前日にしっかり準備をしておけば、当日の朝はとても楽になるんです。
この記事では、運動会のお弁当づくりを簡単にするための方法をたくさんご紹介します。前日に準備できるおかずや、朝の時間を短くするコツ、見た目をきれいにする方法まで、すべてお教えします。
忙しいお母さん・お父さんでも、この方法なら無理なくおいしいお弁当が作れますよ。一緒に、運動会のお弁当づくりを楽しくしていきましょう!
運動会弁当の基本ルールと前日準備のメリット
運動会弁当で大切な3つのポイント
運動会のお弁当を作るときに、まず知っておきたい大切なことが3つあります。
1つ目は、冷めてもおいしいことです。運動会のお弁当は、作ってから食べるまでに時間がかかります。朝作ったお弁当を、お昼に食べることが多いですよね。だから、温かいうちは おいしくても、冷めると味が落ちてしまうおかずは向いていません。
2つ目は、食べやすいことです。運動会では、外で食べることがほとんどです。お箸やフォークが使いにくい場所でも、手軽に食べられるおかずを選ぶことが大切です。
3つ目は、安全であることです。運動会の季節は、まだ暑い日が多いです。お弁当が傷まないように、しっかりと対策をする必要があります。
前日準備をするとこんなに良いことが!
前日にお弁当の準備をしておくと、たくさんの良いことがあります。
まず、朝の時間に余裕ができます。運動会の朝は、お弁当以外にも準備することがたくさんありますよね。水筒の準備、応援グッズの準備、子どもの着替えの準備など…。お弁当の準備時間が短くなれば、他のことにも余裕を持って取り組めます。
次に、おかずの味がよくなじみます。煮物や炒め物は、作った直後よりも一晩置いた方が味がしっかりとついて、おいしくなることが多いんです。
そして、失敗が少なくなります。時間に余裕があるので、落ち着いて料理ができます。朝の忙しい時間に慌てて作ると、味付けを間違えたり、焦がしてしまったりすることがありますが、前日なら そんな心配もありません。
前日準備に向いているおかず・向いていないおかず
すべてのおかずが前日準備に向いているわけではありません。
前日準備に向いているおかずは、煮物、炒め物、揚げ物、茹で野菜などです。これらは冷めてもおいしく、一晩置いても品質が落ちません。
前日準備に向いていないおかずは、生野菜のサラダ、フルーツ、卵焼き(できたて が一番おいしい)などです。これらは当日の朝に準備する方が良いでしょう。
【前日準備OK】冷めても美味しいおかずレシピ10選
ここからは、前日に作っておいても冷めておいしいおかずを10個ご紹介します。どれも簡単に作れて、子どもたちにも人気のメニューばかりです。
1. 鶏の照り焼き
材料(4人分)
- 鶏もも肉 2枚
- しょうゆ 大さじ3
- みりん 大さじ3
- 砂糖 大さじ1
鶏肉を一口大に切って、フライパンで焼きます。焼き色がついたら、調味料を入れて煮絡めます。冷めても柔らかくて、ご飯によく合います。
2. 豚バラ大根の煮物
材料(4人分)
- 豚バラ肉 200g
- 大根 1/2本
- しょうゆ 大さじ4
- みりん 大さじ2
- 砂糖 大さじ2
大根は厚めの半月切りに、豚肉は3cm幅に切ります。フライパンで豚肉を炒めてから大根を加え、調味料と水を入れて20分煮込みます。一晩置くと味がしみて、とてもおいしくなります。
3. ハンバーグ(小さめサイズ)
普通のハンバーグを小さく作ります。一口サイズなら、お弁当でも食べやすいです。冷めてもふわふわで、子どもたちの大好物です。
4. きんぴらごぼう
ごぼうとにんじんを細切りにして、ごま油で炒めます。しょうゆ、砂糖、みりんで味付けして、最後にごまをふります。シャキシャキとした食感が楽しく、お弁当の定番おかずです。
5. 鮭のマヨネーズ焼き
鮭の切り身にマヨネーズを塗って、オーブンで焼きます。マヨネーズのおかげでパサつかず、冷めてもしっとりしています。
6. ひじきの煮物
ひじき、にんじん、油揚げを だし汁で煮込みます。栄養満点で、お弁当の彩りも良くなります。
7. ピーマンの肉詰め
ピーマンに肉だねを詰めて焼きます。見た目がカラフルで、お弁当が華やかになります。
8. かぼちゃの煮物
かぼちゃを だし汁で甘く煮込みます。自然な甘さで、野菜嫌いの子どもでも食べやすいです。
9. 鶏むね肉のしそ巻き
鶏むね肉を薄く切って、しそと一緒に巻いて焼きます。さっぱりとした味で、食べやすいサイズです。
10. 豚こま切れ肉の生姜焼き
豚こま切れ肉を しょうが、しょうゆ、みりんで炒めます。お肉が柔らかくて、ご飯がすすみます。
朝の時短を叶える下ごしらえテクニック
前日の下ごしらえをしっかりとしておけば、朝の準備時間を大幅に短くすることができます。ここでは、効果的な下ごしらえの方法をご紹介します。
野菜の下準備
切る作業は前日に済ませておくのが基本です。にんじん、ピーマン、玉ねぎなど、よく使う野菜はすべて切ってタッパーに入れて冷蔵庫で保存します。朝は炒めるだけなので、とても楽です。
ゆで野菜も前日に準備できます。ブロッコリー、いんげん、にんじんなどは、固めに茹でて冷蔵庫で保存します。色鮮やかな野菜があると、お弁当がきれいに見えます。
お米の準備
お米は前日の夜にといでおくと、朝の炊飯時間を短縮できます。タイマーをセットしておけば、起きたときにはふっくらとしたご飯ができています。
おにぎりの具材も前日に準備しておきましょう。鮭フレーク、昆布、梅干しなど、定番の具材を小さな容器に分けておくと便利です。
調味料の準備
よく使う調味料は、あらかじめ混ぜ合わせておくと時短になります。照り焼きのたれ、生姜焼きのたれなど、小さな容器に入れて冷蔵庫で保存しておけば、朝は材料と一緒に炒めるだけです。
お弁当箱の準備
お弁当箱も前日に準備しておきましょう。きれいに洗って乾かしておく、仕切りやカップを用意しておくなど、細かいことですが朝の時間短縮につながります。
冷凍を活用した時短テクニック
市販の冷凍食品を上手に使うことも大切です。すべて手作りにこだわる必要はありません。冷凍食品と手作りおかずを組み合わせることで、手間を減らしながらも愛情のこもったお弁当ができます。
また、手作りおかずも冷凍保存できます。ハンバーグやから揚げなどは、多めに作って冷凍しておくと便利です。運動会の前日に冷蔵庫に移して自然解凍すれば、翌朝すぐに使えます。
見栄え抜群!簡単デコレーション・盛り付けアイデア
運動会のお弁当は、見た目も大切です。でも、複雑なキャラクター弁当を作る必要はありません。簡単な工夫で、素敵なお弁当に仕上げることができます。
色のバランスを意識する
赤・黄・緑の3色を意識して おかずを選ぶと、自然ときれいなお弁当になります。
- 赤:ミニトマト、にんじん、パプリカ、鮭など
- 黄:卵焼き、とうもろこし、かぼちゃなど
- 緑:ブロッコリー、いんげん、きゅうり、レタスなど
高さを出す盛り付け
お弁当箱の中で高さに変化をつけると、立体的で豪華に見えます。ご飯やおかずを少し盛り上げるように詰めたり、ピックを使って高さを出したりしましょう。
仕切りとカップの活用
カラフルなお弁当カップや仕切りを使うと、それだけで華やかになります。シリコンカップなら洗って何度でも使えるので経済的です。
簡単デコレーション術
ピックやフラッグを使うだけで、お弁当が一気に可愛くなります。100円ショップでも様々な種類が売っているので、子どもの好きなキャラクターやデザインを選んでください。
海苔で顔を作るのも簡単です。おにぎりやハンバーグに海苔で目と口をつけるだけで、子どもたちは大喜びです。
詰め方のコツ
- ご飯を先に詰める:お弁当箱の半分くらいにご飯を詰めます
- 大きなおかずから詰める:メインのおかず(ハンバーグや鶏肉など)を配置
- すき間を埋める:小さなおかずや野菜でバランスよく埋めていく
- 最後に飾りつけ:ピックやミニトマトで仕上げ
この順番で詰めると、バランスの良いお弁当になります。
運動会弁当の食中毒対策と保存のコツ
運動会の季節はまだ暑いことが多いので、食中毒対策はとても重要です。安全でおいしいお弁当を作るために、しっかりとポイントを押さえておきましょう。
基本の食中毒対策
しっかりと加熱することが一番大切です。肉や魚は中まで完全に火を通しましょう。特に鶏肉やひき肉は、生焼けにならないよう注意が必要です。
手をきれいに洗うことも忘れずに。調理前、調理中、盛り付け前など、こまめに石けんで手を洗います。
調理器具も清潔に保つ必要があります。まな板、包丁、お弁当箱などは、熱湯で消毒してからよく乾かして使いましょう。
前日準備のおかずの保存方法
前日に作ったおかずは、粗熱を取ってから冷蔵庫で保存します。熱いまま冷蔵庫に入れると、庫内の温度が上がって他の食材にも影響します。
密閉容器に入れて保存することも大切です。空気に触れると品質が落ちやすくなります。
当日朝の注意点
前日に作ったおかずは、朝にもう一度加熱することをおすすめします。電子レンジで温め直すことで、より安全に食べることができます。
よく冷ましてからお弁当箱に詰めることも重要です。熱いおかずをそのまま詰めると、お弁当箱の中に水蒸気がたまって、食材が傷みやすくなります。
保冷対策
保冷剤を使うことは必須です。お弁当の上と下に保冷剤を置くと効果的です。
保冷バッグに入れることも大切です。直射日光を避けて、涼しい場所で保管しましょう。
水分の多いおかずは避けることも ポイントです。汁気の多い煮物や、水っぽいサラダなどは控えめにしましょう。
避けた方がよい食材
運動会のお弁当では、以下の食材は避けた方が安全です:
- 生野菜(レタス、トマトなど)
- マヨネーズを使った和え物
- 半熟卵
- 生クリームを使ったデザート
これらは傷みやすく、食中毒の原因になることがあります。
お弁当を食べる時の注意
お弁当を食べる前には手をきれいにすることを忘れずに。ウェットティッシュを持参すると便利です。
また、においや見た目がおかしいと感じたら食べないことも大切です。少しでも不安を感じたら、無理して食べないようにしましょう。
まとめ
運動会のお弁当づくりは、前日の準備をしっかりとすることで、朝の負担を大きく減らすことができます。
今回ご紹介した前日準備OKのおかず10選や時短テクニックを使えば、忙しい朝でも余裕を持ってお弁当を完成させることができるでしょう。
大切なのは、完璧を目指しすぎないことです。手作りと市販品を上手に組み合わせて、無理のない範囲でお弁当づくりを楽しみましょう。
色のバランスや簡単なデコレーションを意識すれば、見た目にも美しいお弁当ができます。そして何より、食中毒対策をしっかりと行って、安全なお弁当を作ることが一番大切です。
運動会は、家族みんなにとって特別な一日です。お弁当づくりで疲れすぎてしまわないよう、この記事でご紹介した方法を参考に、楽しく準備を進めてくださいね。
きっと子どもたちも、お母さん・お父さんの愛情がたっぷり詰まったお弁当を喜んで食べてくれることでしょう。素敵な運動会になりますように!